SF映画ベストテン 答え合わせ。
SF映画ベストテンの結果発表がされてました。
ちなみに私の投票はこんな感じ。
マトリックスしかあってないわー。
マトリックス スペシャル・バリューパック (3枚組)(初回限定生産) [Blu-ray]
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SFといえば「ゼロ・グラビティ」が評判良さそうなので気になってます。
正月休みで暇だし見に行こうかな。
【映画】南極料理人 極限状態でのヒューマンコメディ
Gyaoで2014年1月8日まで南極料理人が無料公開中。
映画で見たいと思ってたのでこれ幸いと視聴。
原作は実際に南極で料理人をしてた西村氏のエッセイ。
海上保安庁から調理担当として南極観測隊員に派遣された西村料理人役を演じているのは「半沢直樹」「リーガルハイ」で大ブレーク中の堺雅人。
上記2作品に比べると、おとなしい役柄です。
平均気温がマイナス35度。周りにはペンギンすらいない基地に集まった男8人での約1年間の南極暮らしで起こるドタバタ劇。
寄せ集めの人間の間にある妙な余所余所しさが演出されていたり、
極限状態だからこその突拍子ない行動をしてみたり
けっして笑わそうと思っている行動ではないのに、何故か笑いを誘います。
映画のタイトルは「南極料理人」ですが、料理の味に対するコメントはほとんどないというのも面白い演出です。
南極では時間をかけた美味しい料理は出てくるのに、隊員の口からは「おいしい」の単語は一度も出てこないのに、遊園地で食べたベトベトのテリヤキバーガーを食べて「ウマッ」とつぶやくラストシーン。
何気ない言葉だけど、「おいしい」って言葉の重要なんだよなぁ。
マンガ版 風の谷のナウシカ を読んで驚愕した話
らん、ららら、らんらんらん~ が脳内再生できるほどにはナウシカ映画が好きですが、
原作マンガを読まずに過ごしてきました。
ちょうど世間は宮崎駿の引退が話題になっていたある晩の飲み会にて、マンガ版 ナウシカを熱く語られる事態に遭遇。
「映画なんて原作の中の序章に過ぎないんだぞ!」
「宮崎駿の全ての映画のテーマがここマンガに詰まってるだ!」
ふむ、そこまで言うなら読んでやろうじゃないか、というわけでポチっと購入。
ワイド判 風の谷のナウシカ 全7巻函入りセット 「トルメキア戦役バージョン」 (アニメージュ・コミックス・ワイド版)
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7巻で完結なのですが、映画の内容は2巻+巨神兵くらいなものでした。
1巻目を開けた最初のページ
ユーラシア大陸の西のはずれに発生した産業文明は数百年のうちに全世界に広まり巨大産業社会を形成するに至った。大地の富をうばいとり大気をけがし、生命体をも意のままに造り変える巨大産業文明は1000年後に絶頂期に達しやがて急激な衰退をむかえるこ とになった。『火の7日間』と呼ばれる戦争によって都市群は有毒物質をまき散らして崩壊し、複雑高度化した技術体系は失われ地表のほとんどは不毛の地と化 したのである。その後産業文明は再建されることなく永いたそがれの時代を人類は生きることになった。
映画だけだと別世界のファンタジーのように考えてたけど、現代社会で原爆を使った戦争で近代文明が滅び、地球が汚染されたっていう暗示してるじゃないですか。
もうこれだけで、映画とは別物。7巻というとあっという間な感じはしますが、その内容は非常に濃く、手塚治虫「火の鳥」、松本零士「銀河鉄道999」の同様に輪廻転生・人間の愚かさを考えさせられますね。
今年は年末年始休みが長いので、再読しよう。
その前に、風立ちぬとかぐや姫の物語を見ないと…
【映画】四十九日のレシピ
11/9から公開中の「四十九日のレシピ」を見てきました。
映画は好きなのですが、実はこういうヒューマンドラマって苦手なジャンル。
なので、あまり期待せずに見たのですが、……いい意味で期待を裏切られた!
もちろん主軸は、ヒューマンドラマです。
突然亡くなった母 乙美の遺言に従って四十九日の大宴会を開くというストーリー
永作博美演じる娘百合子は、後妻で血のつながりがない家族。
そして、自身は不妊の末に浮気をされて傷心の末に実家に帰宅。
そこで見たのは、石橋蓮司演じる父親 良平とロリータファッションに身を包んだイモ(二階堂ふみ)。
乙美先生に四十九日の大宴会をやるように頼まれた!と話し、
日系ブラジル三世のハルと共に4人で四十九日の大宴会をやることになる。
永作博美の大人しいながらも迫力がある演技や
ブラジル国旗の服を見に纏った石橋蓮司など面白い演出も見所ですが、
伏線の張り方や時間軸の切り替え方がうまく、最後まで飽きずに見ることができました。
不妊、浮気、世間体、イジメ、家出など様々なコンプレックスがある中で
それでも誰かと関わりながら生きているんだなぁ、というのを考えさせられる一本でした。
邦画はあまり見ないこともあり監督のタナダユキさんを始めて知ったのですが、
蒼井優主演の「百万円と苦虫女」の監督や「さくらん」の脚本をされてる方なんですね。
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私的 SF映画ベストテン
SF映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! 〜SF映画ベストテン受付中〜
こんなホッテントリーに魂に火をつけられた。
(はてなブログってトラバ機能がないのではてぶ貼り付けで代替)
0.そもそも「SF映画」ってなんだろう?
SF映画(エスエフえいが)は、SF(サイエンス・フィクション)をモチーフにした映画。宇宙人の襲来、宇宙戦争、海底探検、タイムマシンなどの題材がよく扱われる。
SFは現在の世界とは違う作品世界を、社会的、文化的、技術的な考証を元に構築するが、SF映画では非現実の世界を映像で実現する事と、一般大衆を対象にした物語が要求され、作品世界の背景を解説するより、映像的な驚きに主体を置き、勧善懲悪の物語の作品が多い。
広義のSF映画だと、史実作品以外全部SFになるんじゃないかという気がするな。
ここでは、一般的な「科学」、「宇宙」、「近未来」に絞ろうと思います。
あと、下記の2ルールを追加しています。
- シリーズ物は最も好きな一作品だけあげることとしています。
- 1人の監督で一作品に絞りました。
それではランキング発表
10位:マトリックス(1999年 監督 ウォシャウスキー兄弟(当時))
いきなりのベタなSF。日本のアニメ・マンガの影響を受けているのが端々に感じられる。
日々の生活が全てコンピューターが作りだした世界、という導入から驚かされた。
特撮効果も印象的。オープニングや武器を選ぶシーンが印象的。
スローで弾丸をよけるシーンは皆が真似をしたよね。
9位:A.I.(2001年 監督 スティーブン・スピルバーグ)
鬼才スタンリー・キューブリック監督が鬼籍に入った際に残されていた脚本を基に作成された作品。愛することを命じられたが愛されないまま捨てられたデイヴィッド(ハーレイ・ジョエル・オスメント)の旅。スピルバーグ版も面白かったのだけど、キューブリック監督だったらどういう結末にしたのか、そんなことを考えてしまう作品です。
8位:猿の惑星(1968年 監督フランクリン・J・シャフナー)
たぶん生まれて初めて見たSF。当時小学生にはラストシーンが印象的すぎてドキドキした。
リメイクは2001年公開のティムバートン版Planet of the Apesしか見てません。
7位:アバター(3D) (2009年 監督 ジェームス・キャメロン)
未知の惑星を3Dを体験できるSF映画としてランクイン。
3Dだと字幕が見づらいのでちょっと困った記憶があるけど、
映像の美麗さに飲みこまれて満足した。
6位:映画ドラえもん のび太の日本誕生(1989年 監督 芝山努)
ここでまさかのドラえもん。
タイムトラベルは言わずもがなクローン技術でペガサスを作ったり、これはSF映画ですよ。
5位:フィフス・エレメント (1997年 監督 リュック・ベッソン )
レオンのリック・ベッソンのSF映画。映画館で観たのだけど、街中を飛び交う車、奇抜な音楽・ファッション・登場人物。どれをとっても度肝を抜かれた。
リールー役のミラ・ジョヴォヴィッチとリュック・ベッソンは結婚してたんだよなぁ。
4位:博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか (1963年 監督 スタンリー・キューブリック)
スタンリー・キューブリック監督から1作。2001年宇宙の旅と悩んだけど、こっちの方が好きなんだよなぁ。(時計じかけのオレンジはSFではないと判断)
冒頭に出る「映画はフィクションであり、現実には起こりえない」という注釈がつけられてしまうほどキューブリックの狂気をまとっている作品。
独裁でもルールに従っても人間はバカな決断をするんだよ、というアイロニカルに描いている。
ピーター・セラーズの3役の熱演もすごい(というか同じ人だと気がつかなかった。)
3位:ブレードランナー(1982年 監督 リドリー・スコット)
実は今年初めて見ました。そして、もっと早く見ておくべきだったと後悔した映画。
今のようにSFX全盛でない中で製作された未来の街は必見。
強力わかもとのネオンがまた妙なリアルに感じてしまうのかもしれない。
ファイナルカット版がまだ未見。消化しないと…。
2位:スターウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還 (1983年 監督 リチャード・マーカンド)
スターウォーズから1作品。エピソード4、エピソード3 と悩んだけど旧三部作のクライマックスに1票。
いまさら知ったけど、ルーカスはエグゼクティヴ・プロデューサーで監督ではなかったんだね。最終対決のシーンでのベイダー卿が親心を取り戻したシーンは感動。一生懸命子育てしたもんねぇ(違)
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1位:モンスターズインク(2001年 監督 ピート・ドクター)
モンスターは子供を恐がらせるのはエネルギーを集める仕事であって、本当は子供が恐ろしいものであるという設定で我々の「常識」を壊される。
でもその彼らの「常識」も実は間違った常識で、その常識に従って子供からエネルギーを絞りとる誤った策を講じているし、子供を笑わせることでより大きなエネルギーを得られるということに気がつかない。
感動作としても名作なのだけど、根底に流れる世界観に引き込まれたマイベストSF映画です。
宮崎駿の信念 「この世は生きるに値する」
宮崎駿の引退会見の全文を読んだ。
http://news.mynavi.jp/articles/2013/09/07/miyazaki/
会見は9/6のお昼だったので、既に世間では語りつくされているだろうけど、
改めて一時代を築いた人の決断の重さに胸を打たれた。
いきなり、引退会見から話は飛ぶが、先日NHKスペシャルで「風立ちぬ」完成までのドキュメントが放送されていた。
企画から完成まで5年。題材は決まっててもストーリーも主人公のキャラクターも決まらないまま絵コンテを書き始める宮崎監督。
絵コンテはできたところからアニメーターに渡され映画ができていく。飛行機を作りたいという思いはあるが、人殺しの道具を作ったという呪いにどう回答するのか答えが出ないまま絵コンテを作り続けていく。
「面倒くさい」という口癖とともに机に向かい、作業が遅くなったと老いを自覚していた。
NHKスペシャルを見て監督がストーリーを考えながら自ら絵コンテ書いてるって映画の製作方法としては非効率なんじゃないのかと思ったのだけど、その理由が引退会見記事を読んで納得。宮崎監督は、自分はアニメーターであり、監督して嬉しかったことは一度もない。と言いきってる。
会見の中で一番心を打たれた部分は、「この世は生きるに値する」という言葉。
宮崎監督:僕は児童文学の影響を受けて業界に入った人間ですので、子どもたちに「この世は生きるに値するんだ」ということを知らせることが作品の根幹になければいけないと思っていて、それは今も変わっていません。
信念とはまさにこのこと。
自分も信念を持てるか、自分に問いかけながらこの世を生き抜こうと思った。
エクスペンダブルズ/エクスペンダブルズ2
シルベスタ・スタローン監督&主演。ジェイソンステイサム、ジェット・リー、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガー等も出演しているアクション映画界のモルツ球団ことエクスペンダブル/エクスペンダブルズ2を観賞。
ハリウッド超大作のアクション映画と比べると特殊効果は見劣りするし、ビッグスターが集うシーンはあからさまに合成なのがわかるんだけど、往年のアクション映画好きのツボをついた演出はさすがスタローン。B級映画としては一級品ですよ。
内容は傭兵集団「エクスペンダブル」率いるバニー・ロス(スタローン)の活躍劇。
1・2ともにフォーマットは同じで、冒頭から始まるアクションシーンで惹きつけ、CIAに属するチャーチ(ブルース・ウィリス)から非常に難しい依頼を受けるところからストーリーが展開していくというもの。
ストーリーとしては目を見張るものはないのだけど、上記でも書いたように往年のファン向けの演出で、シュワちゃんに「I'll be back」と言わせたり、ジェット・リーのフライパンを使ったカンフーアクションさせたりと笑いながら見れるという良い映画。
役者の事を知っているという前提になってしまうので万人にはお勧めできないけど、80~90年代アクション映画好きは必見の映画ですね。
エクスペンダブルズ Premium-Edition [Blu-ray]
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