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酒と飯と映画とその他

【映画】南極料理人 極限状態でのヒューマンコメディ

Gyao2014年1月8日まで南極料理人が無料公開中。
映画で見たいと思ってたのでこれ幸いと視聴。

原作は実際に南極で料理人をしてた西村氏のエッセイ。

面白南極料理人 (新潮文庫)

面白南極料理人 (新潮文庫)

 

 

海上保安庁から調理担当として南極観測隊員に派遣された西村料理人役を演じているのは「半沢直樹」「リーガルハイ」で大ブレーク中の堺雅人

上記2作品に比べると、おとなしい役柄です。

平均気温がマイナス35度。周りにはペンギンすらいない基地に集まった男8人での約1年間の南極暮らしで起こるドタバタ劇。

寄せ集めの人間の間にある妙な余所余所しさが演出されていたり、
極限状態だからこその突拍子ない行動をしてみたり
けっして笑わそうと思っている行動ではないのに、何故か笑いを誘います。

映画のタイトルは「南極料理人」ですが、料理の味に対するコメントはほとんどないというのも面白い演出です。

南極では時間をかけた美味しい料理は出てくるのに、隊員の口からは「おいしい」の単語は一度も出てこないのに、遊園地で食べたベトベトのテリヤキバーガーを食べて「ウマッ」とつぶやくラストシーン。

何気ない言葉だけど、「おいしい」って言葉の重要なんだよなぁ。