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ブックウォーカー 安本社長のプレゼン資料から見える電子市場の動向

総務省で2014/1/27に開催された第2回ICT新事業創出推進会議 での、ブックウォーカー 安本社長のプレゼン資料が面白かったので一部引用。


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このスライドを見て気になったのは以下の点。

  • 売上高の推移

縦軸のメモリは消されているため詳細は不明だが、2010/12のスタート時から前年同月比は倍以上になっている様子

  • 2012年12月頃からはiOSよりandroidの売上の方が多い。

nexus7が2012/9に発売されており閲覧環境が普及したことが背景にあるのかと思います。
また、docomo/au向けに携帯電話料金との合算支払いを開始したのも影響がありそうですね。
(参考: BOOK☆WALKERが「ドコモ ケータイ払い」と「auかんたん決済」に対応 - ITmedia eBook USER)


紙の出版物毎年1000億近く市場が縮小していますが、電子書籍が縮小を食い止める新たな産業に育つのかどうか。
今は紙の本とで同じコンテンツになっているので、電子書籍オリエンテッドなベストセラーが出てくるのかがブレイクスルーになると考えています。

ブックウォーカーはカドカワグループで連携して、原作本付き映画前売り券を発売するなど新たな試みをしているので、今後もこういう取り組みを続けていくと面白いですね

(参考:BOOK☆WALKER、電子書籍版『魔女の宅急便』が特典の劇場前売り券を発売 - ITmedia eBook USER)



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