週刊と習慣と惰性
去年、週刊マンガ誌を読むのをやめた。
それまでは、週刊ジャンプ、週刊マガジン、ヤングジャンプの3冊を買っていた。
最初に購入をやめたのはジャンプ。
今は連載の半分くらいが長期連載作品なんだけど、それも一部しか読んでおらず、
一番人気の海賊漫画も趣味に合わないのか、世間で騒がれてるほど盛り上がれず。
唯一の楽しみが「バクマン。」になってしまったあたりで、これの連載終わったらそのままジャンプを買うのをやめようと思い始め、そのまま実行した。
マガジン、ヤングジャンプは、そこまで決意したわけでなく、
仕事が忙しい中で発売日に買わなくなり、数日遅れで購入(もしくは立ち読み)で凌いできたけど、徐々に読まない週が出てしまい、そのまま購読終了という形になってしまった。
話は変わって、俺が週刊マンガ雑誌を読み始めた話。
それまでも、コロコロは月刊で読んでたり、たまにジャンプやマガジンを読んでたりはしてたけど、週刊マンガを習慣的に読み始めたのは、小6のころ。
当時、塾通いをしていたのだけど、その時に読んだヤングジャンプを立ち読みしたのがきっかけ。荻野真「孔雀王」、奥浩哉「変」のエロ描写に衝撃を受けたってのは大きな要素。
その後、学校に入り始めると男子校だったこともあり、ヤングジャンプ、ジャンプ、マガジン、も回し読みをするような環境。その頃は、一日でも早く売る書店を探したり、中古雑誌を半額で買ってみたりと、知恵を絞って何としてでも読もうとしてたなぁ。
そうやって、自分の生活の一部で、20年近く習慣化していたのだけど、それがいつの間にか習慣から惰性に変わっていたのが、今回購読をやめて感じたところ。
惰性に変わってしまった理由ってなんだろうと思うと、自分が年をとり、新人作家との距離感がでてしまったこと。純粋に少年マンガを楽しめなくなってしまっている状況。
次に、長期連載ばかりで雑誌全体にマンネリ感がでてしまったこと。
次に、家で読む時間がなく、電車移動中もスマホをいじるようになって雑誌をわざわざ読まなくなったこと。
最後にこれが一番大きいと思うのだけど、雑誌を読んでるのが共通の話題である必要がなくなったこと。学生時代ほど、マンガが共通の話題になることが少ないし、さらに最新号の状況を押さえていなくても単行本を読んでいれば大丈夫になってきた。
総じて言えるのは、自分にとって、雑誌を読むことの意味が薄らいできた…ってことなんだろうな。
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- 作者: 小畑健
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