マクドナルド 「ENJOY!60秒キャンペーン」のプチ炎上に関する雑感
昨日からTLをにぎわしてるマクドナルドの新キャンペーン「ENJOY!60秒キャンペーン」
60秒以内に商品提供しないとビックマックの無料券が配布されるといことで、店員が焦りすぎて見た目が汚い商品を提供してそれが写真付きでネットに晒されてプチ炎上という事態。
「(togetter)【やはり無理があった】マクドナルドの「ENJOY!60秒サービス」が酷い」
先日のカウンターからメニューを撤去する施策に続いてのプチ炎上騒ぎで原田CEO迷走中という状態。
10年くらい前までバイトとして接してたこともあるので気になるわけですよ。
そんなわけで施策の背景を想像するためにマックのIRを見てみたところ、売上の落ち込みが厳しく、特に既存店は4月から8ヶ月連続前年割れ。客数は増やしているものの客単価の落ち込みが激しいという厳しい状況。本部側の思惑としては、客単価は上昇できないから回転率上げて利益増やせってことなんだろうね。
月次 IRニュース(PDF) http://www.g-kishakai.net/images/lib/20121210153331_01.pdf
気になるのは、あまりにも顧客不在の施策が続けられているということ、そして、それを現場の努力だけで実現しようとしているところ。
マクドナルドにおいては生産性向上やロスカットなどの施策は今までも繰り返してる。
例えば、オペレーションシステムでは、ダイレクトオペレーションで完成品を作り置きして提供していたが閑散時や小型店舗のロスカットのために、全ての具材を作り置きしてレンジで温めるQ-ing方式に切り替えたり、さらなる廃棄コストの削減のために Made For Youの全店導入とか発注システムを変えるとかの投資をしていたはず。
プチ炎上している2件に関しては、そういう雰囲気が感じられないのが残念なんだよなぁ。
そんな残念感を感じつつマクドナルドに行ったら、がっつり入れ間違いをされた…
やっぱ現場に負荷かかってるんじゃないかこのキャンペーン